消費税10%は本当に高い?!日本と海外・消費税比べ

そろそろ本格的に消費税10%への備えをしないと、我が家にも経済破たんが・・なんてびくびくする昨今ですが、この10%の消費税、本当に“高い”のでしょうか?狭い視野で、重箱の

隅を突くようなことを言っていても面白くないので、「世界の中の日本」で、考えてみました。

まずは、具体的な数字からご覧ください。ハンガリー27%。スウェーデン25%。フィンランド・ギリシャ23%。アイルランド21%。イギリス・オーストラリア20%などなど。20%台の国

を並べてみましたが、ぞっとするほど、高いです。寒気がします。何も買えません。

ですが、先進国のほとんどが、税率を分けているため、食料品などの生活必需品にかかる税金は、安く設定してあるんです。これを、軽減税率―と呼びます。例えば、21%のアイルラン

ド、20%のイギリスやオーストラリアでは、食料品に関しては無税=0%。

一般的に、贅沢品には税金を高く、生活必需品には税金を安く―ということになっています。宝石を買う時の税金と、ジャガイモを買う時の税金が違う訳ですね。ところが、日本ではこ

れが同じ。ダイヤモンドを買ってもジャガイモを買っても、税率は同じ10%(今はまだ8%)。

ここが、議論を呼ぶところでもあるんですね。贅沢品を買う余裕のある人と、生活必需品しか買う余裕のない人―これらの違いがある人に対して、一律10%の消費税をかけるとは、不公

平である、という趣旨の意見。一見、もっともなような気もしますが、視点を変えるとそうでもないような。

消費税とはあくまでも、「消費」に対してかかる税だから、一律なのは当たり前。一方、所得税はもともと累進課税方式を用いているから、裕福層とそれ以外の層で、納税額に差が生じ

ているから、バランスがとれている、という意見。

いくら議論しても、結論が出るような類のことではありませんので、再度、世界の税金へと視点を移してみましょう。例えば、高い税率を誇るスウェーデン、社会福祉が充実しているこ

とで名高い国です。医療費は19歳未満は無料、教育費も大学まで無料。

住宅手当も児童手当も充実。まさに「揺りかごから墓場まで」を体現している国と言えます。ですが、このスウェーデン、日本以上に高齢化社会が進んでいるため、世界に誇るこの社会

福祉制度も、そろそろ破たんの兆しが見え始めているーと言われています。

つまり、税金を上げて、社会福祉を手厚くすればそれで万事OK―と言うわけでもなさそうです。税率を何%にすれば正解かーという問題ではないんですね。しかしながら、官僚の皆さ

んは私たち一般庶民にはない優れた頭脳をお持ちのはずですから、より正解に近い形に近づけていくよう、日々、精進して頂きたいものです。